リグリット前職までのご経歴や、入社した理由について教えてください

Y中国の大学で日本語教育に携わった後、グローバルBPO企業のHR社内研修チームでトレーニングやコンテンツ開発を担当し、帰国後、日系コンサルティングファームへ転職しました。金融・商社・製造業の間接業務効率化プロジェクト、オフショアBPOの設計~移管・品質管理を経験し、出産後は社内トレーニング、採用、プロジェクト品質管理やバックオフィスを担当しました。ただその会社が親会社に吸収されることとなり、そのタイミングでリグリット創業期メンバーに誘われ、2020年に入社しました。

J新卒で大手総合商社に入社し、9年勤務しました。前職ではIT企業への事業投資・新規事業開発を担当。事業会社に出向して業務をしていました。結婚・出産を経て、復職。時短・フルタイム勤務をしましたが、第2子妊娠を期に、育児と仕事の両立が描けず退職。ブランクを経て2020年にリグリットに参画しました。転職活動は理想的な会社があれば就職したいとのスタンスだった為「やりがいの大きい提案型の業務内容」「子育てと両立ができる環境」そして「社員の人柄が良い」とわがままな条件をつけて活動。転職会社から薦められた会社の一つがリグリットでした。面接官の方々と社長に魅かれ、入社を決めました。

入社後、リグリットにはどんな印象を抱きましたか

Yオープン・フラットであろう、多様性を認めようと意識していると感じました。プロジェクトでの上司と部下というタテの関係では、私よりずっと多忙なはずの上司も、スケジュールが空いていればいつでも相談してねと声をかけてくださり、その中で建設的な意見をくれます。プロジェクトという体制は、メンバーが一定期間固定され、閉鎖的になりがちですが、プロジェクト外のカウンセラー制度が整備されたり、目安箱を通じて経営層に個別に相談できたりと、風通しを良くする工夫をしているなという印象があります。

J風通しは本当にいいですね。「部署がない」ことを初めて聞いたときは驚きました。役職・プロジェクトの垣根なく、誰でもいつでも相談できるのはありがたいです。
そして「多様性を尊重する」というと少々畏まり過ぎかもしれませんが、各個人の個性を前向きに受けとめる方ばかりなのが印象的です。私自身、子育て中という事情がありますが、リグリットには子育てに限らず、趣味や家族との時間を大切にしている人が多いです。趣味等に徹底的に取り組んでいる方の多くは、仕事も徹底的に取り組んでいる印象です。
私は、リグリットで「多様性を尊重する」文化が成立している背景は2つあると考えています。1つ目は、経営活動への参画が推奨されていたりと、幅広い経験を通じた個人の成長が、業務の提供価値の向上に繋がるという共有認識があること。2つ目は、個々の裁量が大きく、生産性を高める合理的な工夫が推奨される環境であることです。セクショナリズムは尽く排除されていますし、情報共有もクリアで短時間。生産性高く働けるため、子育てはもちろん、それぞれのプライベートの時間も充実させやすい環境だと感じています。

Yたしかに、合理的だと感じますね。皆、いつかは外の世界へ出ることを意識しているからか、組織内で自分の優位性を保ちたい、自分さえよければ良いというような行動は見られないように思います。「自身と仲間の成長にかける時間を惜しむな」というポリシーのおかげもあるかもしれませんが、プロジェクトで導入候補になっているシステムについて教えてほしいと社内に呼びかけると何人もコメントをくれたり、プロジェクト外のメンバーに個別にナレッジを聞いても快く教えてくれたりというのをよく見かけます。

日々のコンサルティング業務でやりがいや楽しさを感じる点を教えてください

J月並みですが、やはりクライアントに信頼いただいていると実感できる時が嬉しいです。今回担当しているプロジェクトは、クライアントの部署に単身で所属するプロジェクト。ゼロから信頼を築く必要がありましたが、頼まれる範囲や規模が徐々に大きくなり、やり方を任せていただけるようになり、ラフに日々の仕事を連携していただくようになり・・・段々と信頼していただけるようになったその過程一つ一つにやりがいを感じました。前職はコンサルティングではなかったので、現職のようにプロジェクト毎に様々な環境に身を置けること自体、刺激的で楽しいですね。

Y私の場合は長期プロジェクトを担当することが多いのですが、雑談含めお客様とじっくりと話し合い、ご支援の後もご縁が続くような信頼関係が構築できることにやりがいを感じます。また、プロジェクトを推進する上では、当然初めてのタスクやチャレンジもありますが、自ら学びそれを実行することでクライアントの求める成果を出すことで、成長実感もあります。以前参画したプロジェクトも1年弱ご支援するプロジェクトでしたが、契約終了時にバイネームで継続を打診されたことがあり、嬉しかったですね。

女性のキャリアについてどのようにお考えですか

Y少子高齢化に伴う労働人口の減少により、「家庭環境が安定していて、長期に渡り業務にフルコミット可能な男性」のみを囲うことに対するコストや難易度は上昇するはずです。遅かれ早かれ、何かしらの制約を持つ人財も含めた組織運営をする必要があると思います。それに乗じて、というわけではないですが、無理のない範囲で、かつフロントで貢献する選択が、これまでより現実的になってきていると思います。もちろん突発事項への備えや、多少のストレッチは必要ですが…。

Jそうですね、前職を退職した当時、私は2度とフロントで仕事はできないと覚悟して辞めたので。まさかブランクを経てこんなに働くことができるとは、思いもしませんでした(笑)。私の周りの女性達も、キャリアの形成時期と重要なライフイベントの発生時期が被り、どちらかを犠牲にせざるを得ないというケースが非常に多かったように思います。同じように悩み、働き方に納得できないまま苦しい思いをしながらも続けた方もいれば、私のように子育てを優先してキャリアを諦めるという選択をした方もいました。子育てって、生き物を育てる活動なので、なかなか思い通りには進まないんですよね。子供に時間をかけること自体が大事なシーンもあったりして。仕事を軸にしても、子育てを軸にしても、中々満足いくようにはいかない。

Yそう、生き物なので、仕事と違って合理性、論理だけでは育てられないんですよ(笑)。フルで対応できない自分を責めたり…。ただ近年では育児に協力的な男性の増加や、リモートワークの普及もあって、子育て時間を確保しやすくなっていると思います。また、佐藤さんや他の女性社員のように、ブランクがあったとしても、子育てを含めた経験を生かして活躍なさっているなと。ひとつには、リグリットが、制約のある中でいかにパフォーマンスを上げながら働けるかを話し合える環境だというのもありますよね。大手だと、公平性の面から個別対応が困難だったり、制度変更に時間がかかることは多いでしょうから。

Jそうですよね。前職では、人事部が多様な働き方に対応する制度を作ってくれても、現場になかなか浸透しなかったり、合理的には許可されてもよいような事案でも、前例がないために許可が出なかったりと、個人の事情に合わせるのは中々難しそうでした。リグリットのように、柔軟な働き方や個々の事情に対応できる会社が今後増えれば、私達のように仕事以外にも力点がある働き手も、生き生きと働ける時代になるのではないかと思います。最後は会社の自慢みたいになってしまいました笑

Y改めてリグリットという環境を見つめる良い機会でした。自分だけでなく、子どもの成長につれて悩みも変わっていくでしょうから、また相談させてください!笑

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